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お知らせ

理学1年 基礎理学療法総論の1コマ

理学療法学科 / 2025年07月01日

理学療法学科の1年生は、リハビリテーションの基本を学ぶ「基礎理学療法総論」の授業で、「不整地での車椅子介助の方法」について実践的に学びました。

授業では、校外に出て、砂利道や土の地面、段差など実際の場面を想定しながら、車椅子の介助者(押す側)と患者役(座る側)を交代で体験しました。
平地ではある程度スムーズに操作できていた学生たちも、不整地や段差、傾斜のあるスロープになると、一気に操作が難しくなり、悪戦苦闘する様子が見られました。

体験を通して、以下のような気づきがありました。

  • 介助者が前輪を上げると操作しやすくなるが、上げすぎると座っている患者役にとっては恐怖を感じる。

  • 振動やスピード、傾斜に対する感覚は、介助者以上に患者役の方が敏感に感じ取り、怖さを覚えやすい。

車椅子を押す側・乗る側の両方を体験することで、相手の立場に立った配慮や、安全・安心な介助の重要性を実感できたようです。
学生たちの意識にも、大きな変化が生まれた実習となりました。